道労働局　３月大卒者等の就職　道内就職下降傾向５７％　短大、高専は過去最高割合

（市町村 2020-06-12付）

２年３月新規大学等卒業者の就職状況（クリックすると拡大表示されます）

　道労働局は、令和２年３月新規大卒者等の就職状況（３月３１日現在）をまとめた。大学卒業者の就職率は９４・７％で前年度より０・５ポイント低下。このうち道内就職者の割合は５７・０％と下降傾向が続いている。短大は９７・２％、高等専門学校は１００％となり、いずれも過去最高となった。

　道内のすべての大学、短期大学、高等専門学校、専修学校を対象に、把握している就職状況を集計したもの。

　大学卒業者の就職率は９４・７％で、前年度より０・５ポイント低下したものの、平成６年３月卒の統計開始以来、３番目に高い水準となった。道内に就職した割合は５７・０％で２・９ポイント下回り、ここ数年下降が続いている。

　短大卒業者の就職率は９７・２％で１・０ポイント上昇し、統計開始以来の最高値を記録。道内の就職者の割合は９２・８％と１・６ポイント上昇した。

　高等専門学校卒業者の就職率は１００％で０・２ポイント上昇。平成３０年３月卒と同率で過去最高となった。道内の就職者の割合は３１・９％で７・３ポイントと大きく上昇した。

　専修学校卒業者の就職率は９６・７％で前年度と同水準。平成２９年３月卒、３１年３月卒と同率で、過去最高となっている。道内の就職者の割合は８１・３％で１・３ポイント低下した。

　これらをまとめると、就職率は９５・６％で０・２ポイント低下。道内就職者の割合は６６・６％となり、２・０ポイント低下した。

(市町村 2020-06-12付)