札幌市立高の３年度入選学校裁量　藻岩普通　学力・評定６対４に　推薦　３校で英語聞き取り試験

（市町村 2020-06-15付）

学校裁量実施予定一覧表　札幌市立高校（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は１２日、札幌市立高校の令和３年度入学者選抜における学校裁量事項の概要を発表した。一般入試の学力検査では、全日制の５校７学科で学校裁量問題を出題。複数尺度による選抜で重視する項目については、市立札幌藻岩高校普通科で学力と評定の割合を９対１から６対４に変更した。全日制・定時制の推薦入試は２年度と同様７校８学科で実施する。このうち、３校３学科で英語の聞き取りテストを行う。

　札幌市立高校の３年度入学者選抜概要をみると、一般入学者選抜における知識・技能などを活用する力を重視した学校裁量問題は５校７学科で導入する。学力検査で傾斜配点を採用する学校は、市立札幌清田高校普通科グローバルコースの１校。英語の配点を２倍とする。

　複数尺度による選抜で重視する項目については、市立札幌藻岩高普通科で学力と評定の割合を９対１から６対４に変更した。

　推薦入試について全日制では、６校７学科で実施。面接以外の実施項目では、市立札幌旭丘高校普通科や市立札幌清田高普通科普通コースとグローバルコースで英語の聞き取りテストを取り入れる。

　自己アピール文の提出は、市立札幌藻岩高普通科、市立札幌平岸高校普通科デザインアートコース、市立札幌清田高普通科普通コースとグローバルコース、市立札幌新川高普通科で採用する。

　このほか、市立札幌旭丘高普通科や市立札幌清田高普通科普通コースとグローバルコースで適性検査、市立札幌平岸高普通科デザインアートコースで実技、市立札幌清田高普通科グローバルコースで英語による問答を行う。

　定時制の市立札幌大通高校における自己推薦入試では、面接以外に自己推薦書の提出と作文を取り入れ、午前部３０人程度、午後部３０人程度、夜間部５０人程度の入学枠を設けた。

(市町村 2020-06-15付)