訓子府中２年生　コロナ予防啓発　手洗いなど大切さ伝え　デザイン画　公民館に展示

（コロナウイルス関連 2020-07-14付）

作品はピクトグラムを模した

　【網走発】訓子府町立訓子府中学校（上野弘一校長）の２年生５１人が臨時休業期間中に制作した新型コロナウイルス感染予防啓発デザイン画が、１２日まで町公民館に展示された。ピクトグラムを模したデザインで、ステイホームやソーシャルディスタンス、手洗いなどの大切さを伝えた。

　同校は臨時休業期間中の５月下旬、２年生美術科の家庭学習課題として「ＷＩＴＨコロナ～自分たちの暮らしを自分たちで考える」をテーマとしたデザイン画の制作を課した。

　生徒たちは手描きでデザイン画を作成し、６月の学校再開後に提出。生徒の作品をもとに、美術科の担当教諭がデジタル処理で仕上げ、完成させた。分かりやすく伝えるということを意識しながら生徒たちが制作できるよう、作品はピクトグラムを模したデザインとなった。

　新型コロナウイルス感染防止に向けた意識を、全校生徒で共有できるよう作品を校内に掲示していたところ、同校を訪問した町教委職員の目に留まり、公民館でも展示することとなった。

　町教委の柴田泰葉社会教育主事は「一目で分かりやすく伝わる。公民館でもこういった手法を活用したい」と関心を寄せていた。

　森本邦紀教頭は「今後も校内に作品を展示するなどして、生徒が自分たちの暮らしについて考えるきっかけにしたい」と話していた。

(コロナウイルス関連 2020-07-14付)