様々な対策を講じ遠隔授業展開　全学挙げ学生サポート　コロナ禍で星槎道都大

（コロナウイルス関連 2020-07-16付）

　星槎道都大学（山本一彦学長）は、新型コロナウイルスの影響で講義が休講となる中、様々な対策を講じて遠隔授業を展開した。プロジェクトチームを結成し、マニュアル作成や学生向けの体験模擬授業、教員向けの講習会を実施。また、学生の自宅での受講環境を整えるため、学生全員に遠隔授業準備等支援金を支給するなど、学生への経済支援に努めた。対面授業を開始した今後も、コロナ禍における学生のサポートに全力で取り組んでいく。

　星槎道都大では、新型コロナウイルス感染症に対する緊急事態宣言を受け、学内の危機管理対策本部会議において開講授業の一時休止を決定。遠隔授業を中心とする授業再開に向け、遠隔授業プロジェクトチームを結成した。

　学内の通信環境の確認や設備の拡充計画、遠隔授業で使用するソフトを決定。教員への授業実施マニュアル、学生の受講マニュアルを作成・配信した。

　さらに、学生に対して受講環境などに関するアンケート調査を行うとともに、遠隔授業の受講練習として体験模擬授業を実施。

　遠隔授業や双方向授業の開始に向け、全教員を対象とした講習会を開催したほか、授業練習会として公開模擬授業を行った。

　また、学生の遠隔授業の受講環境を整えるため、９００人を超える学生全員に一律３万円の遠隔授業準備等支援金を支給。

　遠隔授業開始後のトラブルを想定し、経済的困窮者をワークスタディ奨学生として雇用し学内巡回者とするなど、学生への経済支援に努めた。

　５月２１日、遠隔授業を開始。修学支援を必要とする学生のため、遠隔授業と同時に感染予防対策を講じながらの対面授業も行った。

　道の全面休業要請解除を受け、６月１６日から対面授業を開始した。実施に向けては、学生が登学するための対応、授業受講に向けた感染対策、入国できない外国人留学生の対応として遠隔授業継続などの準備を進めた。

　今後は、感染症対策を講じたオープンキャンパスや入試の実施などを模索。全学を挙げて学生のサポートに取り組んでいく。

(コロナウイルス関連 2020-07-16付)