共和町北辰小が町内企業等へ　ありがとう　ますく　１年生作成のポスター寄贈

（コロナウイルス関連 2020-07-17付）

１３５０枚を作成した

　【小樽発】共和町立北辰小学校（田中豊校長）は６月中旬、マスクの寄贈を受けたことに対するお礼として、町内各団体・企業にポスターを届けた。１年生１３人が心を込めて作成したもの。「ありがとう　ますく」のメッセージを添え、感謝の気持ちを伝えた。

　新型コロナウイルス感染症対策のため、４月中旬から町地域おこし協力隊の秋月楓さんが中心となり、キルトサークルや裁縫有志をはじめ５団体などの総勢７０人で布マスクづくりに取り組んだ。

　町内の児童生徒１人に付き３枚の計算で、約１３５０枚を作成。５月１日の分散登校日に各団体が学校をそれぞれ訪問し、代表児童生徒に手渡した。

　また、建設企業の㈱森重機工業も紙マスクを提供。町教委を通じて２２日に子どもたちに配布された。

　こうした活動のお礼にと、北辰小の１年生は学校が再開した６月にポスターを作成。

　コロナウイルスの終息を願い、自分たちの似顔絵の口元にマスクに見立てた不織布を片方だけのり付けして、めくると笑顔が表れる工夫を施した。

　完成した６枚のポスターは、企業には直接、各団体には秋月さんを通して届けられた。

　岡本浩靖教頭は「町民の温かい思いにふれ、“お返しがしたい”という子どもたちの気持ちが詰まったものを届けることができてよかった」と話している。

(コロナウイルス関連 2020-07-17付)