生徒が施設にマスク　美深高等養護　１００枚製作

（コロナウイルス関連 2020-07-16付）

　【旭川発】美深高等養護学校（児玉倫政校長）は２日、町特別養護老人ホームに手づくり布マスクを寄贈した。新型コロナウイルス感染拡大によってマスクが不足する中、被服デザイン科２年生７人が中心となって製作したもの。来校した堀博明施設長にマスク１００枚を手渡し、地域住民の健康な暮らしに貢献した。

　臨時休業中には、教職員が中心となって型紙を作成し、布を裁断。６月に学校が再開すると、被服デザイン科２年生７人がミシンを使用して縫製作業を行った。

　食品デザイン科１年生８人が食品包装の技術を生かし、マスクを包装。マスクをビニール袋に入れ、紙すきでつくった袋に詰めるなど、チームワークを発揮して取り組んだ。

　２日、町特別養護老人ホームの堀施設長が来校し、被服デザイン科２年生７人が手づくり布マスク１００枚を寄贈。代表生徒の日下希美さんが「地域の皆さんが健康で暮らしていけるように願いを込めてつくった。使っていただければうれしい」とあいさつし、堀施設長へ手渡した。

　堀施設長は、「いただいたマスクは大切に使わせてもらう。皆さんも健康に留意し、学校生活を頑張ってほしい」と謝辞。

　児玉校長は「地域貢献で町内の人の健康のために一生懸命つくったマスク。地域に根ざした学校づくりを目指し、機会をつくって取り組みたい」と語った。

(コロナウイルス関連 2020-07-16付)