マスク着用時の熱中症対策　生徒に通気性よい衣類　砂川高　市も費用助成

（コロナウイルス関連 2020-08-26付）

　【岩見沢発】砂川高校（小田島数幸校長）は１９日、新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴い、マスク着用による熱中症対策として、全校生徒に通気性に優れたオリジナルポロシャツを提供した。同校同窓会役員会が作成したもので、砂川市も費用を助成。夏季略装期間の制服に準じるものとして、生徒は２０日からワイシャツまたはポロシャツを気温や天候に合わせて選択し登校している。

　ポロシャツは、同校同窓会役員会が同校と統合される以前の砂川北高校・砂川南高校の卒業生を対象に作成しようと計画していたが、コロナ禍でマスク着用などによる熱中症対策が急を要する現状から、同校生徒の分を早急に作成することとした。

　取組の必要性が砂川市にも理解され、半額の費用援助を得ることに。７月から生徒用のポロシャツ作成に取りかかり、約１ヵ月半で納品となった。

　２着目以降を希望する生徒は、市内の佐藤呉服店で購入できる。生徒が地元商店街に足を運び、交流する機会とすることもねらっている。

　着用した生徒は「涼しくて着やすい」と感想を。小田島校長は、同校が継続して行っている地域ボランティア活動の際に生徒が着用することで、砂川市全体の一体感を高める効果に期待を寄せている。

　今後、同校・砂川北高・砂川南高の卒業生を対象に３種類のポロシャツを作成する予定。統一したデザインで、袖口は３校それぞれの校歌の歌い出しをプリントする。

(コロナウイルス関連 2020-08-26付)