札幌市教委　学習サポート　自由な課題選択可能に　各校の学習進度へ配慮

（コロナウイルス関連 2020-08-20付）

　札幌市教委は、さっぽろっ子学習サポートシステムにおける学習課題の掲載方法を変更した。これまで１週間ごとに取組期間を定めていたものを期間を設定せず、各校が１週間分の課題を自由に選択できるようホームページを更新。今後は取り扱う教科について、期間を広げて更新するなど各校の学習進度に応じて取り組めるよう配慮していく。きょう２０日には、新しい学習課題を掲載する予定。

　システムは新型コロナウイルス感染症の影響で登校できない児童生徒の学習をサポートするもの。市教委は、これまで学年ごと・１週間ごとに取組期間を定め、学習課題をホームページで掲載。各校では保護者が学習シートに児童生徒の学習内容や取組を把握して提出を求めていた。

　市教委は、今月３～７日分の学習課題掲載以降は児童生徒の夏季休業期間に伴い、学習課題の掲載をいったん休止。小・中学校の２学期開始に合わせて１７日、ホームページを更新した。

　更新後は、学習課題の週単位の設定を取りやめ、小学１～６年生、中学１～３年生、特別支援学級のページをそれぞれ作成。各校が毎週課題に取り組むことは継続し、それぞれの学校の実態や学習進度に応じて自由に課題を設定できるようにした。

　今回の学習課題は、小学校は全学年の国語、図工、体育と３～６年生社会、中学校は全学年の技術・家庭、保健体育、３年生の国語、社会を更新。

　なお、きょう２０日には小学校の算数、理科、音楽、外国語、中学校の数学、理科、外国語を更新する予定。今後は、これまで学習課題として提示していなかった生活科などの教科も更新することを検討している。

(コロナウイルス関連 2020-08-20付)