道教委 道立学校の時間外在校等時間 高校の43%で45時間超 6月 感染症対策で上昇か(道・道教委 2020-09-08付)
道教委は、道立学校の教育職員にかかる時間外在校等時間(第1・4半期)を公表した。6月に時間外在校等時間が45時間を超えた教育職員の割合は高校が43%、特別支援学校が13%となり、高校では1ヵ月間で40ポイント近く増加。道教委は、6月の時間外在校等時間の増加要因を新型コロナウイルス感染症対策と分析。一方で、これが一時的なものか他の要因があるかを分析する必要があるとし、引き続き業務の平準化・効率化の取組を進め、縮減に努めていくとしている。
7日の道議会文教委員会で明らかにしたもの。道教委の学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」では、教育職員(校長、副校長、教頭、主幹教諭、教諭、養護教諭、栄養教諭、実習助手、寄宿舎指導員など)の在校等時間から所定の勤務時間等を減じた時間(時間外在校等時間)を1ヵ月で45時間以内、1年間で360時間以内とすることを目標の一つに設定している。
道立学校では本年度から出退勤管理システムを導入。働き方改革に関する取組状況を確認し、長時間勤務の縮減に向けた実効性を確保するため、超過時間の状況を公表した。道立高校195校、特別支援学校66校の教育職員を対象に調査。4月は準備時期とし、5・6月の実績を公表した。
5月の全教育職員の時間外在校等時間の平均は、高校が11・9時間、特別支援学校が6・6時間。45時間を超える教育職員の割合は高校が2・9%、特別支援学校が1・5%となっている。
学校が本格再開となった6月の平均は、高校が43・9時間、特別支援学校が25時間と増加。45時間を超えた職員の割合は高校が43・0%、特別支援学校が13・3%だった。
(道・道教委 2020-09-08付)
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