教師用の端末購入　感染症対策も推進　富良野市３定補正案

（市町村 2020-09-16付）

　【旭川発】富良野市は、８日の第３回定例市議会に補正予算案を提出した。教育費の補正額は１７３５万円。このうち、ＩＣＴ教育推進事業に１４１３万円を措置し、教師用タブレット端末などの購入費用に充てる。

　一般会計は２億５３８６万円を追加し、既計上額と合わせた補正後の総額は１７６億９７７７万円。教育費は１７３５万円で、総額６億３０６８万円となった。２４日の最終日に審議される。

　具体的な内容をみると、ＧＩＧＡスクール構想に関連したＩＣＴ教育推進事業費として１４１３万円を計上。これまでの予算額と合わせ、教師用タブレット端末１４７台、遠隔学習用の大型テレビ２２台、電子黒板１０台の購入費に充てる。

　学校保健費では、国の補助を受け、感染症対策に必要な手袋や非接触体温計、アルコールなどの保健衛生用品等を整備する文具・消耗機材および印刷代に５０万円を追加。学校給食調理業者の衛生管理に必要な施設整備の更新費用を補助する学校給食衛生管理改善事業補助金に１３５万円を積み上げた。

　このほか、樹海義務教育学校開校に向け、学校農園の場所を確保するための教職員住宅解体工事費に３６０万円を追加している。

(市町村 2020-09-16付)