札幌市　スキー場リフト料金助成を拡充　小・中全学年対象に　スキー学習用バスも増便

（市町村 2020-09-30付）

　札幌市スポーツ局は、本年度の「さっぽろっ子ウインタースポーツ料金助成事業」について、スキー場を利用する際のリフト料金助成対象をこれまで対象としていた小学３～６年生から小・中学生全学年に拡充する。１２月ころにも市内小・中学校にスキー場を利用する際のリフト料金割引クーポン券を配布する。スキー場でスキー学習を行う場合に学校から乗車するバスについても、新型コロナウイルス感染症の対策として増便する場合は市が増便にかかる料金も負担する。　

　市は、児童の体力向上やウインタースポーツ振興に向けた取組の一環として助成事業を実施。スキー場を利用する際のリフト料金や、スケート場を利用する際の貸靴料金の割引クーポンを配布している。

　平成３０年度にはスケート場を利用する際の貸靴料金の割引クーポンを小学３年生のみから小学校全学年に対象を拡大。

　前年度はウインタースポーツをより多くの子どもに親しんでもらおうと、これまでスキー場のリフト料金の助成対象を小学３年生から小学３～６年生までに拡大した。

　今回、広くウインタースポーツに慣れ親しんでもらえるよう、小中学生に対象を拡大する。

　また、スキー場でスキー学習を行う際に使用するバスについて新型コロナウイルス感染症対策として、バスを増便する場合、増便にかかる金額を市が負担。市は今後、各校へスキー学習に活用するバスの便数にかかる調査を行う予定。

　なお、前年度までは１便当たりの乗車数は小学校で５０人、中学校で４０人程度の学校が多かったという。

(市町村 2020-09-30付)