道教委　１校１クライマクス運動　感謝の言葉　動画公募　文化部活動交流機会充実へ

（道・道教委 2020-09-30付）

　道教委の小松智子学校教育局長は２９日の３定道議会予算特別委員会で、在校生と卒業生の間で感謝や応援のメッセージを送る取組の動画を公募し、専用チャンネルで配信する考えを示した。小玉俊宏教育長は、文化部活動の生徒と文化関係者との交流機会を設ける考えを示し、取組の一層の充実に努めていくとした。安藤邦夫委員（公明党）の質問に対する答弁。

　学校行事などを活用し、１・２年生から３年生、３年生から１・２年生に感謝の言葉やエールを送る取組を公募する「１校１クライマクス」運動の一環。ユニークな取組を提案した学校には１０月以降、青春アスリート応援アンバサダーの田中賢介さんを派遣し、生徒たちを激励する予定となっている。

　小松学校教育局長は、全道の公・私立高校に呼びかけたところ、２９校から企画書が提出されているとし「体育祭でエールを送るセレモニーの実施」「感謝のメッセージを送る番組の校内放送」「予餞会において思い出を振り返る動画の上映」などが計画されていることを説明。

　道教委の今後の新たな取組として「生徒がそれぞれの取組を紹介する動画を公募し、専用チャンネルで配信するなど、ひたむきに努力を続けてきた若者の活躍をたたえる輪が一層広がるよう取組を進めていく」とした。

　小玉教育長は、文化部活動に対する支援に向けて、生徒たちと文化関係者との交流の機会を設ける考えを示し、「文化系においても、ひたむきに努力を続けてきた若者が、つぎの夢の実現に向けて歩み続けることができるよう、取組の一層の充実に努めていく」とした。

(道・道教委 2020-09-30付)