上士幌高 学びの重点化プロジェクト 分かる授業で思考力伸長 研究推進方針 ICTを活用(道・道教委 2020-09-30付)
【帯広発】道教委の道高校「学びの重点化」推進プロジェクトの研究指定校・上士幌高校(渡邊邦夫校長)の研究推進の方針がまとまった。共通テーマ「カリキュラム・マネジメントを確立し、学習内容のまとめ方およびICTなどの活用の工夫を図る“学びの重点化”」のもと、「基礎的・基本的な学習を重視した“学びの重点化”」のテーマを選択。研究の推進によって、ICTを活用する授業によって生徒一人ひとりの理解度に合わせた「分かる授業」を展開し、生徒個人の思考力や探究力を伸ばしていく。
プロジェクトは、道高校「未来を切り拓く資質・能力を育む高校教育推進事業」の取組の一つ。SCRUM事業の成果を踏まえ、学びの重点化による効果的な学習指導の研究に取り組み、研究授業や研究協議などを通じて、全道において主体的・対話的で深い学びの実現を図る。計画期間は本年度から2年間。
全道4ブロックから研究指定校各1校を選出。道東は上士幌高が指定された。 同校は共通のテーマ「カリキュラム・マネジメントを確立し、学習内容のまとめ方およびICTなどの活用の工夫を図る“学びの重点化”」のもと、選択テーマに「基礎的・基本的な学習を重視した“学びの重点化”」を設定。
研究の重点は、①ICTを活用した教材、教具などによって、生徒の興味・関心等を引き出す効果的な指導法の研究②ICTを効果的に活用することによって、生徒の理解度や思考力、表現力、判断力などを高める指導法の研究③各教科において年間指導計画、評価等の見直しを図り、生徒の実態に合わせた効果的な学習法の推進―の3点とした。
事業計画における今後の予定としては、令和2年度は2月に第1回研究協議会を開催。3年度は、4月に年間学習計画等を作成し、6月に公開授業週間による研究授業および研究協議の実施によって研究の深化を図っていく考え。
研究の効果として、「ICTを活用した授業によって生徒の興味・関心が高まり、集中して授業に取り組む」「ICTの活用によって生徒の理解度に合わせた“分かる授業”が推進され、思考力・探究力が育まれる」「育まれた思考力によって、より授業に積極的に取り組み、学習以外への効果が期待される」としている。
研究成果の普及については、学習指導における展開事例等について実践事例集を作成し配布、研究の成果報告書および実践事例集をホームページに掲載することなどを予定している。
(道・道教委 2020-09-30付)
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