石狩翔陽高と北翔大が連携協定　交流通じ研究推進　出前授業や合同練習など

（学校 2020-10-09付）

協定書を手にする藤井校長（左）と山谷学長

　石狩翔陽高校（藤井勝弘校長）と北翔大学・北翔大学短期大学部（山谷敬三郎学長）は２日、江別市内の北翔大で高大連携協定を締結した。協力事項は７項目で、出前授業や部活動の合同練習、大学教員による高校の授業計画作成への助言などの取組を進める。

　協定は、両者の知的資源を広く社会に還元し、地域社会の発展に貢献するとともに、高校生に対して大学の学問領域への興味・関心を育む機会を提供し、大学が求める学生像・教育内容への理解を深めることが目的。同大による道内における高校との協定は１６校目。

　協力する事項は、①高校生の科目等履修生としての履修②大学教員の高校への出前授業の派遣③大学施設等を利用した高校生の体験的学習の実施④大学教員による高校のシラバスなど授業計画作成への助言⑤大学施設等を利用した大学・高校の部活動での合同練習等の実施⑥高校の部活動指導者への指導に関する専門講義等の実施⑦その他、大学と高校の協議に基づき実施する事業の推進―の７点。

　協定に基づき、大学は許可した授業科目を履修して所定の成績を修めた生徒・指導者に高大連携科目単位取得証明書を交付する。

　２日、北翔大７号棟で高大連携に関する調印式を挙行。山谷学長、石狩翔陽高の藤井校長が協定書に調印した。

　山谷学長は、総合学科として７系列で学べる石狩翔陽高と、７学科のカリキュラムのある大学とは共通する部分も多いとし、「相互の交流・連携を通じて研究を進めながら、よりよい関係を築いていきたい」と述べた。

　藤井校長は「交流と連携を通じて、生徒のやる気を育てることができる一層魅力ある高校教育を実現していきたい」と語った。

　調印式終了後、藤井校長らは大学の福祉施設とスポーツ施設を見学。令和４年度に開設する高校のスポーツ系授業計画の作成について協議した。

(学校 2020-10-09付)