関連機関・団体の現場見学会参加　建設産業の役割学ぶ　旭川市知新小児童・保護者

（学校 2020-10-08付）

高所作業車に試乗する子どもたち

　【旭川発】旭川市立知新小学校（千葉昌之校長）の６年生とその保護者計４０人は９月２８日、建設産業の関連機関・団体で構成する「北のけんせつ担い手」育成会議主催の工事現場見学会に参加した。旭川市内を流れる石狩川と支川との合流点にあるウッペツ川水門を見学。ドローンのデモ飛行や高所作業車の試乗も行われ、公共工事の意義や建設産業の役割について学んだ。

　会議は、上川管内の生活や産業の基盤となる公共事業の発注を担う開発局旭川開発建設部や上川総合振興局旭川建設管理部、旭川市と業界団体の旭川建設業協会（川島崇則会長）、上川調査設計協会（千葉新次会長）で構成。建設産業における担い手の確保・育成に向けた取組を推進している。

　その一環として開催した現場見学会では、近年、市内で水害が発生していることから、公共事業の役割を児童に理解してもらうことがねらい。加えて、将来の仕事として建設産業に興味をもってもらうことを目的としている。

　今回見学した現場は、石狩川と支川のウッペツ川の合流点付近に、水害時の逆流防止のために建設されたウッペツ川水門。完成した水門の前で旭川開発建設部旭川河川事務所の前北賀則第１工務課長、水門周辺の護岸工事を施工するタカハタ建設㈱の近藤崇弘現場代理人が公共工事の意義や工事内容について説明した。

　上川調査設計協会によるドローンのデモ飛行も行われ、児童は高く飛び上がる機体に歓声を上げ、地上でドローンが撮影した映像を興味深く見ていた。

　また、高所作業車やミニショベルカーに試乗し、児童は楽しみながら建設産業について理解を深めていた。

(学校 2020-10-08付)