札幌市南が丘中　玄関に電飾　前を向いて進もう　コロナ禍　励ましの言葉

（札幌市 2020-12-14付）

制作に携わった平野さん（左）と山下さん

　札幌市立南が丘中学校（原田之彦校長）の生徒会は新型コロナウイルス感染症に対する励ましのメッセージを添えたイルミネーションを制作し、生徒玄関に設置した。全校生徒に「前向きな気持ちになってほしい」と考案したもの。全校生徒に向け「前を向いて進もう　ともに手を取り合って」と呼びかけている。

　イルミネーションの制作は、１１月の役員選挙で改選した新生徒会役員が初めて企画したもの。新型コロナウイルス感染症の影響で様々な学校行事が中止となったことから、「感染症の影響で気持ちが落ち込んでいる全校生徒が、少しでも前向きな気持ちになってほしい」と考案した。

　１週間かけて制作したイルミネーションには、疫病が治まるといわれている海に住む妖怪アマビエの絵とともに「前を向いて進もう　ともに手を取り合って」とのメッセージを装飾。また、メッセージボードの裏面には全校生徒のフルネームを記載した。

　生徒会長の平野彩佳里さんは「全校生徒とかかわる機会が何かないかと企画した」とし「今後も、全校生徒が笑顔になれるような行事を考えていきたい」と意欲を示した。

　全校議長の山下妃莉さんは「新生徒会メンバーでの初めての取組だったので協力しながら取り組めてよかった」と笑顔で話していた。

(札幌市 2020-12-14付)