札幌市立校　ゲレンデスキー実施予定　小１９３校、中５５校など　指導体制工夫し感染防止を

（札幌市 2020-12-15付）

　札幌市立小・中学校、高校における本年度のゲレンデスキー実施予定校数（１１日時点）がまとまった。小学校１９３校、中学校５５校、高校２校、特別支援学校２校で実施予定。札幌市教委は、先に発出した事務連絡「感染予防に配慮した小学校の体育学習～スキー遊び・スキーの配慮事項」等を活用し、指導体制を工夫するなど、安全で円滑なスキー学習の実施に向けて配慮を呼びかけている。

　市教委は、平成２１年度から「雪・環境・読書」をテーマとした札幌らしい特色ある学校教育を進めている。

　うち、「雪国札幌を考える【雪】」では、スキー学習の充実に向け、サイズの合わなくなったスキー用具を回収し、提供するさっぽろっこスキーリサイクル事業を展開。保護者負担の軽減を図っている。

　また、市ではスキーインストラクターを派遣する札幌市スキー学習支援事業を実施。指導者を確保し、指導の充実に努めている。

　本年度のゲレンデスキーは１１日時点で、小学校１９９校中１９３校、中学校９８校中５５校、高校８校中２校、特別支援学校５校中２校で実施予定。ゲレンデスキー以外では、小・中学校、高校で歩くスキーやスケート、カーリングなどのウインタースポーツを実施することとしている。

　市教委は、「本年度は春先の一斉休校などの影響があって、スキー学習を含め通常どおりの教育活動がままならない学校も出ているが、ゲレンデスキーを含め、スキー学習については、札幌らしい特色ある学校教育の一環として、来年度も引き続き、全市的な取組として重視していきたい」と話している。

　なお、各学校において今後、新型コロナウイルス感染症の状況によって、実施の可否、方法などを変更する場合がある。

(札幌市 2020-12-15付)