札幌市教委　端末整備に向け研修　活用推進へ操作等習得　オンライン・集合の２形式

（札幌市 2020-12-16付）

　札幌市教委は、ＧＩＧＡスクール構想における１人１台端末整備の実現に向け、Ｇｏｏｇｌｅ　ｆｏｒ　Ｅｄｕｃａｔｉｏｎに関する研修「Ｋｉｃｋｓｔａｒｔ　Ｐｒｏｇｒａｍ」を実施している。オンライン学習のプレ研修と、集合のコア研修の２つを用意。Ｇ　Ｓｕｉｔe　ｆｏｒ　Ｅｄｕｃａｔｉｏｎの操作方法の研修などを通して、今後整備する端末Ｃｈｒｏｍｅｂｏｏｋの活用推進を図る。

　ＧＩＧＡスクール構想における児童生徒１人１台端末整備の実施に備え、整備する端末Ｃｈｒｏｍｅｂｏｏｋの活用推進を図るため、Ｇｏｏｇｌｅが教育機関向けに無償で提供する各種アプリの総称「Ｇ　Ｓｕｉｔe　ｆｏｒ　Ｅｄｕｃａｔｉｏｎ」の研修を行うもの。オンライン学習で実施するプレ研修と、集合による対面で行うコア研修の２つの研修を用意している。

　コア研修前に受講必須のプレ研修は、コア研修受講申込の締切日２１日までに各自が受講。ＣｈｒｏｍｅｂｏｏｋやＧ　Ｓｕｉｔe　ｆｏｒ　Ｅｄｕｃａｔｉｏｎを様々な場面で有効活用していくために必要な基礎知識を解説動画を通して研修する。研修時間は１～２時間程度とし、それぞれ自校で実施する。

　コア研修は、３年１月６～１４日の土日祝日を除く６日間で実施。Ｇ　Ｓｕｉｔe　ｆｏｒ　Ｅｄｕｃａｔｉｏｎの主要サービスを中心とした教員側の操作方法や活用するための土台となる情報を実機操作を通して学ぶ。午前３時間、午後３時間の１日研修とし、札幌市自治研修センターで実施する。

　受講対象は小学校および中学校の教員。各校校内における１人１台端末の活用推進や校内研修を企画運営する教員など２人の受講が必須となっている。

　研修については、①１会場の受講数を研修室定員４８人の半数の２４人以内とし、受講者同士の距離を十分に保てるよう２人用机に１人ずつ配置する②休憩時に窓やドアを開けるなど、定期的な換気に努める③手および指の消毒用スプレー（アルコール）を設置する④研修後に使用するタブレット端末等の消毒を行う―など、新型コロナウイルス感染予防対策を講じた上で実施する。

　なお、市教委では、同研修実施後、ＩＣＴ支援員（ＧＩＧＡスクールサポーター）を来年３月までに各校へ６回程度派遣する予定。端末活用に関する校内研修や、年度更新作業等のサポートを行う。

(札幌市 2020-12-16付)