４年度　工事着手へ　札幌市教委　小・中６校を改修

（札幌市 2020-12-16付）

　札幌市教委は、小・中学校６校のリニューアル改修について、令和４年度の工事着手を目指している。対象校は北光小学校、三里塚小学校、手稲北小学校、八軒小学校、北都中学校、石山中学校。工事費として各校６～７億円程度を見込んでいる。学校の使用状況や改修内容によって流動的だが、２ヵ年程度で改修工事を進める考えだ。

　市教委は、３００校を超える小・中学校施設の約７割が築３０年経過し、老朽化が進行している状況を踏まえ、改築・保全の平準化を図るために学校施設維持更新基本計画を策定。学校施設の状況に合わせ、改築や緊急整備、リニューアル改修などを進めており、３年度予算要求では、設計・工事を合わせた改修費として１８億７７００万円を計上している。

　リニューアル改修を計画している北光小、三里塚小、手稲北小、八軒小、北都中、石山中の６校では本年度、調査検討業務において、構造体の劣化状況を調査し、改修工法等を検討。八軒小を除く５校については発注済みで、１１日に公告した「八軒小リニューアル改修調査検討」は２４日に開札する。

　３年度に実施設計を行い、改修内容の詳細を固めるほか、具体的なスケジュールを調整。４年度の着工を目指しており、学校の使用状況などに合わせて２ヵ年程度で整備を進める計画となっている。

　改修内容は、主に外壁塗替や屋上防水、設備更新などで、これまでの実績から各校の工事費として６～７億円程度を見込んでいる。

(札幌市 2020-12-16付)