札幌平岸高　軽音楽新人大会で　総合グランプリに　６月　大阪で全国大会

（札幌市 2021-02-17付）

　市立札幌平岸高校（横関直幸校長）軽音楽部は、昨年１２月２７日にオンライン開催された第４回全道高校軽音楽新人大会において総合グランプリに輝いた。同校から出場した４バンドのうち「ＴＨＥ　ＲＥＤ　ＬＩＰＳ」がオリジナル部門の最優秀賞を受賞。１月下旬には、道高校軽音楽連盟の田澤英貴委員長が来校し、ベース型トロフィーを授与した。

　全道高校軽音楽新人大会は、全道の軽音部に所属する高校１・２年生が参加する音楽大会。本年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で従来のライブ形式から動画共有サイトＹｏｕＴｕｂｅを使ったオンライン形式で開催された。

　地区大会をくぐり抜けたオリジナル部門、コピー部門各１０組が出場。うち、オリジナル曲「ロマンス」を披露した同校の４人組バンド「ＴＨＥ　ＲＥＤ　ＬＩＰＳ」は、オリジナル部門で最優秀賞を受賞した。

　ロマンスは、「伝え切れていない言葉や感情は、大人になってから思い出すものなのか」と考えながら作詞。曲では「理想と現実は違ったことが多くて大変なこともあるけれど、それぞれが受け止めながら生活を続けていることの儚さ」を表現した。

　このほか、パート別特別賞として２年の住友響介さんがベストギタリスト賞、１年の佐藤翼さんがベストベーシスト賞を受賞した。

　総合グランプリに輝いたＴＨＥ　ＲＥＤ　ＬＩＰＳは、６月に大阪で開催される全国高校軽音楽フェスティバル２０２１に北海道代表として出場する予定。

　顧問の對馬光揮教諭と金子京平教諭は「コロナ禍で通常どおり活動できなかった生徒たちには、今置かれた環境でどう楽しむかを常に意識するよう指導してきた。このような中で栄誉ある賞を受賞した生徒たちには、今後も自信をもって活動してほしい」と期待していた。

(札幌市 2021-02-17付)