札幌ドーム周辺のスポーツ拠点　３年度　基本計画策定　札幌市　五輪誘致視野に

（札幌市 2021-02-18付）

　札幌市は令和３年度、札幌ドーム周辺地域におけるスポーツ交流拠点整備に向け基本計画を策定する。冬季オリンピック・パラリンピック誘致を視野に、移転予定の月寒体育館と札幌ドームとの相乗効果を図る施設とする計画。策定の具体的手法は今後固めていく。

市は冬季オリンピック・パラリンピックの招致に向け、老朽化が進む月寒体育館を札幌ドーム周辺に移転し建て替え、アイスホッケー会場としての利用を計画している。札幌ドームは開閉会式会場として利用する。

　スポーツ交流拠点は新月寒体育館と札幌ドームとの相乗効果を図ることができ、冬季大会終了後も地域の発展につながる機能を有するものとする。整備候補地は札幌ドームから南東に位置し、国道３６号線と羊ヶ丘通に挟まれた９・３㌶の区域。本年度は基本構想策定作業を進めている。

　３年度は基本計画を取りまとめる考え。策定手法については、公募型プロポーザルの実施、有識者会議の設置などが考えられるが現時点では未定。今後、具体的な内容を検討していく。

(札幌市 2021-02-18付)