岩見沢市３年度予算案　教員のICTスキル向上　教育費１１・２％増　４６・４億
（市町村 2021-02-22付）

　【岩見沢発】岩見沢市は１８日、令和３年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比５・４％増の総額５２７億円。うち教育費は１１・２％増の４６億４０００万円となり、構成比は８・８％となった。

　新規事業では、ＩＣＴ教育推進に７７８２万円を措置。児童生徒１人１台端末を活用した授業づくりに向けて、ＩＣＴ教育の環境整備や、教員個々のＩＣＴスキルの向上を支援し、個別最適な学びの充実を図る。

　継続事業では、保育所入所運営に１５億７２１万円、幼稚園入所運営に４億９７０２万円を計上した。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▽子どもの医療助成＝１億９６０４万円

　乳幼児と小・中学生の医療費を助成。

▽子ども・子育て支援＝１１５０万円

▽保育・教育人材確保＝３００万円

　保育士、幼稚園教諭の人材確保による保育環境の維持向上。

▽子育て総合支援センター＝１９４１万円

▽あそびの広場運営＝３４２１万円

▽栗沢認定こども園運営＝６１７６万円

▽保育所入所運営＝１５億７２１万円

　保育料の減額・細分化によって家庭の負担を軽減。

▽病児・病後児保育運営＝１７４５万円

▽幼稚園入所運営＝４億９７０２万円

　子ども・子育て支援法に基づく給付を実施。

▽青少年対策＝５７６万円

　学校・家庭・地域と連携した青少年の非行防止の取組を推進。

▽青少年育成＝４２７万円

　少年の主張大会開催、地域子ども会事業活動支援。

▽留守家庭児童対策＝１億２３５４万円

　放課後児童クラブ等の運営および支援。

▽ブックスタート＝１４４万円

▽児童厚生施設運営＝７４０６万円

　児童館、来夢２１こども館の管理運営およびイベント等の開催。

▽ＩＣＴ教育推進（新規）＝７７８２万円

　ＩＣＴ教育環境整備（大型ディスプレイ整備１３３０万円、タブレット端末リース３４７４万円、ＩＣＴを活用した教育活動９９４万円、ネットワーク関連１７２３万円）、オンライン授業環境整備２５８万円、児童生徒１人１台端末を活用した授業づくりに向けて、ＩＣＴ教育に必要となる環境整備、教員個々のＩＣＴスキルの向上を推進し、個別最適な学びの充実を図る。

▽学び・心はぐくむ学校活動支援＝１１２３万円

　学校が主体となり企画・立案する活動への支援等。

▽特別支援教育推進＝４５５３万円

▽教育指導振興＝５５７万円

　いじめ問題対策連絡協議会によるいじめ防止等の調査研究。

▽コミュニティ・スクール促進＝１１９万円

▽外国語指導助手活用＝４６４３万円

　外国語指導助手（ＡＬＴ）による外国語指導。

▽教育支援センター＝１９１２万円

　専門スタッフによる教育相談や登下校支援等。

▽学力向上対策＝３４５万円

　小中学生対象の学習会等を開催し、基礎学力向上を図る。