千歳市　３年度予算案　全校にＩＣＴ専門員　新規に学童クラブ運営委託

（市町村 2021-02-19付）

　千歳市は１７日、令和３年度予算案を発表した。一般会計の総額は前年度比０・４％増の４９８億８８９万円で、うち教育費は６５・６％増の８８億９５６５万円となった。みどり台小学校の建設、千歳科学技術大学の増築、中学校へのＩＣＴ機器導入が増額の主な要因。新規に小・中学校全校にＩＣＴ専門員を配置するほか、学童クラブの運営委託を行う。

　ＩＣＴ支援業務委託料として、小学校では２１４０万円、中学校では９５９万円を措置し、ＩＣＴ専門員を市内全校に配置する。学習者用コンピュータ等のＩＣＴ機器の活用支援・機器のトラブル対応等を行う。５月以降、順次配置する予定。

　また、市内全中学校において１人１台環境となるよう端末の整備等を進めるため、中学校ＩＣＴ機器等整備に２億４８１３万円を計上した。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▽スクールゾーン標識新設（新規）＝２７２万円

　４年度に開校するみどり台小の通学路における安全確保を図るため、スクールゾーン標識を学校周辺８ヵ所に新設する。

▽学童クラブ運営委託料（新規）＝２億９３１万円

▽小規模保育事業負担金＝４億６７４万円

▽児童館運営委託料（新規）＝１億３７３９万円

▽特別支援教育＝１５万円

▽保育環境改善等（新規）＝３０２５万円

　衛生用品や感染症対策備品への経費を補助する。

▽修学支援＝１７４６万円

　高校生・専修学校高等課程（月７０００円・１１５人）、大学・短大・専修学校専門課程（月１万円・６５人）。

▽学校活動支援＝２７７４万円

　小・中学校の総合学習やプール学習等での移動に使用するバスの借上台数や大きさを変更する。

▽スクールカウンセラー配置＝４５４万円

　コロナ禍で児童生徒の不登校等の相談が増加しているため、専門的な指導助言を行うスクールカウンセラー相談時間を拡大する。

▽ＩＣＴ支援業務委託料＝２１４０万円（小学校）、９５９万円（中学校）

　学習者用コンピュータ等のＩＣＴ機器の活用支援・機器のトラブル対応等を行うＩＣＴ専門員を全校に配置する。

▽中学校ＩＣＴ機器等整備＝２億４８１３万円

　市内全中学校において１人１台環境となるよう端末の整備等を進める。

▽給食提供業務経費＝２５０万円

　児童生徒の給食当番用ビニール手袋を購入する。

▽教職員住宅購入（割賦金）＝３３１万円

▽教職員管理職住宅建替＝２４３万円

▽小学校ＩＣＴ機器等設備＝４３０９万円

　校務用コンピュータ設備、電子黒板付属機器整備

▽小学校営繕＝１８００万円

▽小学校防音機能復旧＝１億６３１１万円

　温度保持設備更新（桜木小、北陽小、千歳第二小、泉沢小）。

▽小学校改修＝１億８１１４万円

　千歳小（遊具改修）、北進小・北進中（遊具、機械室、玄関庇の改修）、日の出小（校舎外壁、黒板の改修）。

▽北陽小仮設校舎整備（リース料）＝５９０６万円

▽みどり台小建設＝２６億７００７万円

▽中学校ピアノ更新整備＝７７３万円

　千歳中、東千歳中、向陽台中。

▽中学校営繕＝８８２万円

▽中学校改修＝４９１７万円

　校舎屋上防水、講堂機械室、理科室の改修（千歳中）。

▽国指定史跡整備＝１９９０万円

▽市民文化センター音響・照明設備整備（リース料）＝４９６０万円

▽給食センター厨房設備整備（リース料）＝１１万円

▽新学校給食センター整備＝１６万円

▽青葉陸上競技場備品整備（新規）＝３６５万円

▽青葉公園庭球場備品整備（新規）＝１８３万円

▽温水プール改修＝１億２４０１万円

▽公立大学法人施設整備＝１２億７４４３万円

　千歳科学技術大の校舎増築等。

(市町村 2021-02-19付)