地元建設業者の奉仕活動　新町小で雪山造成　旭川市教委が感謝状

（市町村 2021-02-19付）

山川学校教育部長（左）と感謝状を手にする飯野社長

　【旭川発】旭川市教委は１６日、市教委で新町小学校（横山市子校長）の雪山造成などのボランティア活動を行った市内建設会社の㈱只石組に対する感謝状贈呈式を行った。山川俊巳学校教育部長が飯野雅司社長に感謝状を手渡した。山川部長は「子どもたちにとって、スキーを学ぶことができ、毎年の楽しみになっている」と感謝の言葉を述べた。

　新町小では、グラウンドに築山がなく、低学年のスキー授業の実施に苦労していた。同校の前を通る国道１２号と周辺の市道の維持除雪を請け負う只石組は、その話を受けて、平成２６年１月から毎年、グラウンドに雪山を造成している。

　同校は、毎年２月上旬に行われる旭川冬まつりに合わせて、夜間に雪山をアイスキャンドルで彩り、行き交う歩行者やドライバー、道路の除雪作業を行う同社作業員の目を楽しませてきた。

　ことしは、１月１９日に雪山を整備し、４月ごろに解体を予定。市教委では、同社の活動に対し感謝状を贈呈することとした。

　当日、飯野社長と国道１２号維持除雪を担当する只石友樹維持土木部課長が市教委を訪問。山川学校教育部長が飯野社長に感謝状を手渡した。

　飯野社長は「長年継続して取り組んできて今に至るが、この事業を含めていろいろな形でこれからも地域に貢献していきたい」と話していた。

　山川部長は「学校だけで雪山をつくることは難しく、専門業者の力をいただきありがたい限り。子どもたちにとってスキーを学ぶことができ、毎年の楽しみとなっている」と感謝の意を示した。

(市町村 2021-02-19付)