網走市が３年度予算案発表　ＩＣＴ教職員研修推進　給食調理場　２ヵ所に集約

（市町村 2021-02-18付）

　【網走発】網走市は１６日、令和３年度予算案を発表した。一般会計の総額は前年度当初比５・７％増の２４３億９６８７万円。うち教育費は１３・０％増の２１億６６２９万円となった。

　新規事業をみると、学校給食施設整備に１億１７５０万円を措置。市内５ヵ所の学校給食調理場を２ヵ所の共同調理場に集約する。

　ＧＩＧＡスクール構想の推進に向けては、ＩＣＴ活用に関する教職員研修を実施するＩＣＴ教育研修に６７万円を計上。

　そのほか、ＧＩＧＡスクールサポーターの配置に２３０万円、インターネットット環境が整っていない家庭に貸し出すモバイルルーターの通信費を負担するための貸出用通信機器管理に小学校で２９７万円、中学校で１９８万円を盛り込んだ。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▽英語指導助手（ＡＬＴ）招致＝９４０万円

▽吹奏楽楽器整備＝１００万円

▽学力向上対策＝２００万円

　現状分析のための学力テストの実施。

▽読書感想文コンクール開催＝３０万円

▽学習支援員配置＝１７４６万円

▽あばしり寺子屋開催＝６万円

　東京農業大学生ボランティアによる学習のサポート。

▽子ども体力づくりサポート＝１６万円

　日本体育大学の指導者による体力づくりのサポート。

▽学校図書館司書配置＝９５７万円

▽小学校学校図書館図書整備＝３００万円

▽中学校学校図書館図書整備＝２００万円

▽学校給食施設整備（新規）＝１億１７５０万円

▽教員住宅改修（拡充）＝１７３３万円

▽スクールバス運行（拡充）＝８４５５万円

▽学校教育実践校補助金（拡充）＝１０３万円

　公開研究会における必要経費の補助。

▽ＩＣＴ教育研修（新規）＝６６万円

▽教育児童相談室運営＝３１１万円

▽適応指導教室運営＝３２８万円

▽児童生徒カウンセリング＝１９７万円

▽子ども安全対策＝６１万円

　子ども安全確保にかかる連絡会議の開催、啓発資料作成配布、スクールガードリーダーの配置。

▽コミュニティ・スクール推進＝６３万円

▽部活動指導員配置（新規）＝１５２万円

▽いじめ対策＝２５万円

▽教職員研修＝５７万円

　先進地視察研修など、教職員の指導力向上を図る研修会の開催。

▽ＧＩＧＡスクールサポーター（新規）＝２３０万円

▽小学校管理運営（拡充）＝１億５８８０万円

　市内の小学校に配置する市費職員の人件費および施設維持管理費。

▽中学校管理運営＝７６８８万円

▽小学校営繕＝５７０万円

▽小学校改修＝１６２０万円

▽中学校営繕（拡充）＝４６８万円

▽中学校改修（拡充）＝３８６０万円

▽小学校特別支援教育支援員配置＝３３２４万円

▽中学校特別支援教育支援員配置（拡充）＝７８２万円

▽小学校パソコン教育推進（拡充）＝４３９万円

　ＧＩＧＡスクール構想によって導入した１人１台端末のセキュリティソフト等の使用料。

▽小学校貸出用通信機器管理（新規）＝２９７万円

▽中学校パソコン教育推進（拡充）＝２５０万円

▽中学校貸出用通信機器管理（新規）＝１９８万円

▽小学校教職員用パソコン整備＝６９８万円

▽中学校教職員用パソコン整備＝４４１万円

▽小学校校務支援システム管理＝３８０万円

▽中学校校務支援システム管理＝２５３万円

▽小学校教材教具＝１６９９万円

▽小学校デジタル教材教具（新規）＝１６３万円

　教員が１人１台端末を活用した学習用デジタル教科書による指導ができる環境を整備。

▽中学校教材教具（拡充）＝２１８７万円

▽中学校デジタル教材教具（新規）＝６９万円

▽網走南ヶ丘高定時制生徒通学手段確保＝１５０万円

▽学校巡回図書整備（拡充）＝７０万円

　学校巡回図書「クリオネ文庫」の児童書の内容を更新し、児童の読書活動を支援。

▽子どもと動物ふれあい＝８９万円

▽放課後子ども教室推進＝６２６万円

▽地域学校協働活動＝１２６万円

▽子どもフェスティバル＝３６万円

▽子ども講座開設＝２７万円

▽子ども夢育＝１１４万円

▽こどもスポーツチャレンジ＝１５万円

▽「夢の教室」開催＝２２５万円

▽スポーツ少年団活動支援＝３５０万円

▽国際理解体験＝３１０万円

(市町村 2021-02-18付)