小樽市が３年度予算案発表　指導者用デジタル教科書試験導入　小中２校をモデル校に

（市町村 2021-02-18付）

　【小樽発】小樽市は１６日、令和３年度予算案を発表した。一般会計の総額は、前年度当初比３・３％減の５６２億３６８５万円。うち教育費は２３％減の２３億８３１５万円で、構成比は４・２％となっている。

　新規をみると、ＧＩＧＡスクールサポーター活用事業に７５１万円、ＩＣＴ支援員活用事業に２５７万円を措置。指導者用デジタル教科書整備事業では、小・中学校各１校をモデル校として全学年分の指導者用デジタル教科書を試験導入する。

　教育関連事業はつぎのとおり。

▽子どもの学習・生活支援生活＝９６万円（生活サポートセンター分）、３８６万円（こども福祉課分）

　ひとり親家庭、生活保護世帯、生活困窮世帯の中学生を対象に、学習支援や困りごと相談に応じる。

▽スクールカウンセラー関係＝２７８万円―３人

▽スクールソーシャルワーカー関係＝７４万円

▽就学援助＝９６２６万円（小学校）、９１６９万円（中学校）

　新たにＰＴＡ会費の援助を導入。

▽部活動指導員配置促進＝２５０万円

　１人増員の９人を配置。

▽ＧＩＧＡスクールサポーター活用（新規）＝７５１万円

▽ＩＣＴ支援員活用（新規）＝２５７万円

▽教育情報化推進・ネットワーク関係＝２９７万円（小学校）、２１０万円（中学校）

▽指導者用デジタル教科書整備（新規）＝４７万円（小学校）、２８万円（中学校）

▽校務支援システム関係（新規）＝５４万円（小学校）、５４万円（中学校）

　小・中学校６校に試験的に導入。

▽コミュニティ・スクール導入等促進＝１００万円―高島小、朝里小、菁園中

▽トイレ改修・銭函小（新規）＝５９８０万円

▽屋内運動場暖房設備改修・銭函小（新規）＝１５５０万円

▽校舎等耐震補強等・塩谷小＝２億２１３８万円

　校舎耐震補強、校舎トイレ洋式化改修、屋内運動場暖房設備更新等。

▽校舎等耐震補強等・忍路中央小（新規）＝１６４０万円

　校舎・屋内運動場の耐震補強実施設計。

▽学校衛生環境改善対策＝１３４万円（小学校）、７６万円（中学校）

▽本館常設展示改修・総合博物館（新規）＝１５０万円

▽収蔵車両等補修＝４０７万円

▽アイアンホース号維持補修＝２８４万円

▽施設改修・美術館（新規）＝２９００万円

　外壁補修、塗装、敷地内コンクリート塀一部撤去。

▽特別展開催＝２２万円（文学館）、３０３万円（美術館）

▽重要文化財旧日本郵船小樽支店保存修理＝２億９４０７万円

▽手宮公園競技場整備＝１１６２万円

　円盤・ハンマー投げ用囲いの更新。

▽組織改革関係・移転等教育部分（新規）＝１００万円

　教育委員会が新庁舎（旧小樽商業高校校舎）に移転することに伴う消耗品購入。

▽組織改革関係・教育委員会庁舎等改修＝５０４２万円

▽高等看護学院移転改修（新規）＝９４０６万円

　教育委員会が新庁舎に移転することに伴う改修。

(市町村 2021-02-18付)