帯広市教育研究所が新年度から　ＧＩＧＡ支援員を派遣　情報教育専門員とパッケージ

（市町村 2021-02-17付）

　【帯広発】帯広市教育研究所（髙橋譲所長）は、各学校でのＧＩＧＡスクール構想の着実な推進を目指し、新年度からおびＧＩＧＡ「先生応援プログラム」ｖｅｒ．２を展開する。既存の情報教育専門員派遣に加え、市内全小・中学校を巡回支援する「おびＧＩＧＡ支援員」を派遣し、教職員のＩＣＴ活用指導力の向上や児童生徒の情報活用能力の育成に努める。

　市教育研究所は本年度、おびＧＩＧＡ「先生応援プログラム」ｖｅｒ．１として、ＩＣＴ活用の基礎を知るため、「ＧＩＧＡスクール構想を知ろう！～１人１台端末で目指す授業」「Ｃｈｒｏｍｅ　ｂｏｏｋの操作の基礎を知ろう！」「Ｇ　Ｓｕｉｔｅ　ｆｏｒ　Ｅｄｕｃａｔｉｏｎの使い方の基礎を知ろう！」「授業における活用の基礎を知ろう！」の４本の動画を公開。操作の方法やＧＩＧＡスクール構想の目的などを解説した。

　また、「実機操作体験Ｃｈｒｏｍｅｂｏｏｋシャトル便」と題して、１校に２台の情報端末を１週間貸し出し、動画プログラムの視聴や実機操作体験ができるよう支援してきた。

　情報教育専門員を市内全小・中学校４０校に年２回（１校２時間）派遣し、Ｃｈｒｏｍｅｂｏｏｋやアプリ群の使用を支援。また、学校におけるＩＣＴ環境の整備（１３時間）としてＺооｍ接続の支援などに取り組んだ。

　新年度からは、情報教育専門員の派遣に加え、おびＧＩＧＡ支援員派遣事業をスタート。

　情報教育専門員を兼ねる民間講師を、全４０校に年４回（１校２時間）派遣するほか、適時支援として４００時間を想定。教職員のＩＣＴ活用指導力の向上や児童生徒の情報活用能力の育成を図る。

　市教育研究所は、２つの派遣事業をパッケージで展開。①ＧＩＧＡスクール構想の市内各小・中学校での着実な実施②新学習指導要領および児童生徒１人１台端末の環境を踏まえた教員のＩＣＴ活用指導力の向上、ＩＣＴを効果的に活用した指導の実施③児童生徒の情報活用能力の育成―を図る方針だ。

(市町村 2021-02-17付)