公民館屋上防水改修など　下川町教委　社教施設長寿命化計画

（市町村 2021-02-17付）

　【旭川発】下川町教委は、社会教育施設長寿命化計画を策定した。計画期間は令和３年度から１２年度までの１０年間。今後の施設整備について、３年度、５年度に公民館の屋上防水改修を行う。

　町では、公民館や町民会館など社会教育施設９施設を管理。財政状況を踏まえた計画的な施設の更新や統廃合、長寿命化等の検討が求められていることから、今回、計画を策定した。

　維持管理・修繕・更新等の実施方針として、コストを踏まえた上で、損傷が軽微である早期段階に予防的な修繕を行い、機能の保持・回復を図る予防保全型維持管理を導入。その上で、今後も継続的な運用が必要とされる施設について、建築年数が４０年超で劣化が著しい建物は大規模改造を行い長寿命化を図る。

　また、公共施設は災害時の拠点施設や避難所としての役割をもつことから、必要に応じ耐震化を検討。このほか、施設の利用状況や老朽化等を踏まえて、統合や廃止等の方向性を検討する。

　今後の整備計画について、公民館については３年度と５年度に屋上防水改修工事を実施。また、４年度に大ホールの非常灯をＬＥＤ機器に交換する。

　７年度以降にスキー場ロープリフトの更新を予定。このほか、時期は未定だが、Ｂ＆Ｇ海洋センターの腰洗い槽改修や床補修および外装改修等に取り組むとともに、スキー場のネーミングライツ応募企業に目途が立った時点で、スキー場ジャンプハウス外壁等改修を行う。

　また、ふるさと交流館のトップライトシーリング打替や入口天井のさび対策、スポーツセンターの屋上防水改修などについて、４年度の次期総合計画改定に盛り込む方針となっている。

(市町村 2021-02-17付)