滝川市が３年度予算案発表　デジタル教科書を導入　江陵中・江部乙中の統合準備

（市町村 2021-02-19付）

　【岩見沢発】滝川市は１７日、令和３年度予算案を発表した。一般会計の総額は前年度当初比０・１％減の２０９億５８００万円。うち教育費は３・３％増の１０億５１９０万円となっている。

　新規では、小・中学校教師用デジタル教科書導入に２９１万円を充て、ＩＣＴ教育の支援に力を入れる。また、江陵中学校と江部乙中学校の統合準備推進事業に１２７万円を計上した。

　継続では、学校給食調理業務等民間委託に１億２３６１万円、國學院大學北海道短期大学部連携に１４５０万円を充てた。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▼未来へはばたく子どもたちを育むまちづくり

▽小・中学校教師用デジタル教科書導入（新規）＝２９１万円

　ＧＩＧＡスクール構想の実現に向け、一部の教科で教師用のデジタル教科書を導入し、児童生徒の学ぶ楽しさや喜びの醸成につなげるとともに、業務効率の向上を図る。

▽中学校統合準備推進事業（新規）＝１２７万円

　４年４月に予定している江陵中・江部乙中の統合の際に、制服・ジャージを買い替える必要のある生徒保護者に対して費用を補助する。

▽学校給食調理業務等民間委託＝１億２３６１万円

　安全で安定した学校給食を提供するため、市内６調理場における調理業務等を引き続き民間委託する。

▽小・中学校机いす整備＝４５０万円

　安心で快適な学校環境整備のため、元年度から整備している小・中学校の机と椅子を４年間ですべて入れ替える。

▽國學院大北海道短大連携＝１４５０万円

　就学機会の拡大と併せて地域を支える人材の定着を目指し、國學院大短大あるいは編入学によって國學院大を卒業後、市内での就職を促進するための修学奨励金事業等を実施する。

▽子ども医療費助成＝１８５万円

　非課税世帯の小学生の通院に対して、一部負担金を除く医療費の全額を助成し、子どもたちの健やかな成長とさらなる健康の保持増進を図る。

(市町村 2021-02-19付)