社会教育士の活動紹介　文科省が特設サイト

（国 2021-02-25付）

　文部科学省は１９日、社会教育士に関する制度、全国の社会教育士の活動事例などを紹介する特設サイトを開設した。

　社会教育士は、教育委員会のほか、他の行政部局や学校、NPO、企業等の様々な場で活躍できるよう、平成３０年２月の省令改正を受けて昨年４月から社会教育主事講習・養成課程修了者に対して与えられるようになった称号。文科省は、２月で関係法令の改正から３年となるのを機に、特設サイトを開設した。

　主なコンテンツは、社会教育士や講習・養成課程の概要、様々な分野で活躍している社会教育主事有資格者の活動事例動画を掲載している。

　動画では、福祉、防災、観光の分野から有資格者３人を紹介。うち、防災の分野では、恵庭市総務部基地・防災課の藤野真一郎課長が、社会教育のノウハウを自身の業務に取り入れている様子を紹介している。

１９日に開かれた記者会見で萩生田光一文部科学大臣は、「今後、社会教育士が、教育委員会のみならず他の行政部局や学校、NPO、企業などの多様な場で活用されるよう、その魅力を広く伝えていきたい」と述べた。

今後、社会教育主事講習受講者等の体験記のほか、他の分野での活用事例の動画などを追加していく予定。

(国 2021-02-25付)