道労働局 ３月高卒者職業紹介（２年１２月末） 就職内定率８４・６％ ６年ぶりの水準

（国 2021-02-08付）

新規高校卒業者の職業紹介状況の推移（クリックすると拡大表示されます）

　道労働局は、道内における令和３年３月新規高校卒業者の職業紹介状況（２年１２月末現在）をまとめた。求職者数は前年同月と比べ１２・６％減の６２８１人、道内求人数は１５・３％減の１万５９１９人で、道内求人倍率は０・０８ポイント減の２・５３倍。就職内定率は４・８ポイント低い８４・６％となった。８５％を下回ったのは平成２７年３月卒の８２・８％以来、６年ぶり。

　道労働局は、３年３月新規高校卒業者にかかる選考開始・採用内定開始期日を９月１６日から１０月１６日に変更している。

　求職者数は前年同月に比べて１２・６％減の６２８１人。男女別では、男子が９・５％減の３４７９人、女子が１６・１％減の２８０２人となった。

　道内求人数は、１５・３％減の１万５９１９人。地域別では、紋別が１３・６％と上回った一方、札幌圏が１６・５％減、旭川が１９・３％減、千歳が３０・６％減など、全道２０地域のうち、１９地域で前年同月を下回った。

　産業別にみると、建設業が前年同月を１・９％上回った。製造業は２３・８％減、宿泊業・飲食サービスは３９・５％減、卸売業・小売業は１５・４％減など、建設業以外の産業は前年同月を下回った。

　道内求人倍率は、０・０８ポイント低下し２・５３倍。

　就職内定者数は１７・３％減の５３１２人。男女別では、男子が１３・７％減の２９８２人、女子が２１・４％減の２３３０人だった。

　就職内定率は４・８ポイント低下し、８４・６％。

　未内定者数は２６・７％増の９６９人。うち、道内の就職を希望している生徒は９４６人（男子４８７人、女子４５９人）となり、未内定者の９７・６％を占めた。

(国 2021-02-08付)