１定道議会一般質問（令和３年３月１０日）　相談等で不安解消　心に寄り添い支援　感染症の不安理由に登校しない児童生徒

（道議会 2021-03-12付）

　１０日の１定道議会一般質問では、新型コロナウイルス感染症への感染不安を理由に登校しない児童生徒の状況について質疑が行われた。

　道教委の小玉俊宏教育長は、保護者から感染が不安で休む理由などに合理的な理由があると判断した場合には、欠席とせず出席停止として取り扱うことが可能と説明。

　道教委では、道立学校と札幌市を除く市町村立学校の児童生徒約３１万人を対象に、昨年９月から出席停止となった回数を把握。９月には小・中学校、高校で合計約９００回、１１月に約４７００回と増えてきたものの、ことし１月は約２４００回に減少したと報告。「最も多い月でも、対象児童生徒の約１・５％となっており、休む頻度や不安の要因は様々」と分析した。

　不安を感じやすい学年末および学年始めの時期を控えているため、学校ぐるみで感染防止に万全を期していることや、１０代以下で重症化した事例は全国で確認されていないことなどにふれ、「あらためて丁寧に説明するとともに、不安を和らげるための相談対応やオンライン授業等の学習機会提供など、子どもたちと保護者の気持ちに寄り添った適切な支援に取り組んでいく」と述べた。

　壬生勝則議員（民主・道民連合）の質疑に対する答弁。

(道議会 2021-03-12付)