女満別高　町立移管式典　大空高の未来に期待　６９年の歴史振り返る

（学校 2021-03-25付）

伊賀局長（左）から山下町長に校旗が引き渡された

　【網走発】女満別高校（岩﨑弘之校長）の町立移管記念式典が２１日、同校で開かれた。１・２年生や教職員、来賓としてオホーツク教育局の伊賀治康局長、大空町の山下英二町長、渡邊國夫教育長が出席。６９年にわたる同校の歴史と伝統を振り返るとともに、大空高校として生まれ変わる未来に期待を寄せた。

　同校は、昭和２６年に美幌高校女満別分校として開校。校訓「業学一体」のもと、勤労と勉学を一体とした実践的・体験的な学びを推進し、地域社会の負託に応える学校づくりに取り組んできた。これまでに３４４３人の卒業生を送り出している。

　令和３年度からは、大空町立の東藻琴高校と統合し、町立全日制総合学科の大空高校として新たな歴史をスタートさせる。

　岩﨑校長は式辞で、同校の歴史を振り返って関係者に謝意を。生徒に対しては、「皆さんは女満別高最後の生徒であると同時に、新たに生まれる大空高の最初の生徒でもある。仲間を大切にし、周囲の人々への感謝を忘れずに、何事にも貪欲にチャレンジして」とメッセージを送るとともに、「将来、たくましく鍛えた心と身体で、大空高からまさに大空へと飛び立つ日を楽しみにしている」と期待した。

　続いて、伊賀局長が山下町長へ校旗を引き渡し、道から町へと校旗が引き継がれた。

　伊賀局長は、道教委の小玉俊宏教育長のあいさつを代読。「女満別高という素晴らしい学校の生徒だったことを誇りとして、夢や目標の実現に向け、一歩一歩前進していくことを期待している」と呼びかけた。

(学校 2021-03-25付)