石狩管内教育研究会が幹事研修会　新会長に山田氏（石狩市南線小）　創意工夫で１年乗り越え

（関係団体 2021-04-19付）

石教研・山田聡新会長

　石狩管内教育研究会（＝石教研）は９日、北広島市内の石狩教育研修センターで幹事研修会を開いた。感染症対策として役員研修会・定期総会に代えて少人数で開催。令和２年度の総括や３年度活動計画などの審議、役員改選を行った。新会長には、石狩市立南線小学校の山田聡校長を選任。山田新会長は会員の熱意と創意工夫で向こう１年を乗り越える決意を示した。

　役員や各部会代表幹事、各市町村の代表会員ら３５人が出席した。

　開会に当たり、小笠原輝幸会長があいさつ。

　２年度は新型コロナウイルス感染症の拡大によって研修会などに大きな影響が出たが、「遠隔での研修会など、コロナ禍だからこその新しい発想や、当たり前に思っていた石教研の存在を再認識するチャンスの年となった」と振り返った上で、「少しでも石教研が前進でき、ターニングポイントとなるような１年になるよう願って前向きな意見をいただきたい」と述べた。

　続いて、事務局が２年度の総括として、一般業務経過や石教研運営の総括、会計決算、監査について報告した。

　議事に移り、３年度の石教研運営に関する基本計画・活動日程、会計予算を審議した。

　本年度行う第５６年次研究では、基本目標「主体的・創造的で人間性豊かな子どもを育てる教育の確立」、基本姿勢「まとまり、高める、石教研活動～自立して未来を生きていく子どものために」のもと、専門部会研究・課題部会研究・学校課題研究を３本柱に研究を進めていくことを確認。

　主な活動計画では、本年度の学校課題研究として７月１６日に石狩市立浜益小学校、１０月２９日に江別市立大麻東中学校が発表に臨むことなども確認した。

　役員改選では、南線小の山田校長を新会長に選任。山田新会長は「コロナ禍で石教研活動は５６年次を迎える。会員の熱意や創意工夫とともに、この１年を乗り越えていきたい」と展望を語った。

　本年度の役員はつぎのとおり。　　　　＝敬称略＝

▽会長＝山田聡（石狩市南線小校長・新）

▽副会長＝金森直人（北広島市広葉中校長・新）、赤井輝人（江別市江別第一中教頭・新）、酒井寛史（江別市江別第二小主幹教諭）

▽事務局長＝鈴木元次（江別市江別第二中教諭・新）

▽事務局員＝村本禎之（恵庭市恵庭中教諭・新）、光野明彦（北広島市広葉中教諭）、渡會大亮（石狩市花川小教諭）

▽監査＝橋本由美（千歳市祝梅小校長）、野澤孝志（北広島市大曲小教頭）、佐藤好朗（江別市対雁小主幹教諭）

(関係団体 2021-04-19付)