札幌市が感染症対策で方針　児童会館　一部利用制限　保育所等に啓発ポスター

（札幌市 2021-04-20付）

　札幌市の秋元克広市長は１５日の市感染症対策本部会議で、各市有施設の利用に関する方向性を示した。児童会館の利用を一部制限するほか、円山動物園で当面の間、事前予約システムを活用し、一日当たりの入園者数を制限する。このほか、私立保育所など市内５１１ヵ所の施設において、医療従事者等への差別・偏見防止啓発ポスターを掲示することを確認した。

　秋元市長は、変異株の影響もあって市内の感染者数は道の警戒ステージ４相当の高い水準にあることに危機感を示し、「今後の感染拡大などのひっ迫を防ぐため、感染症対策のさらなる徹底に取り組んでほしい」と協力を求めた。

　市内の人流抑制のため、区民センター、地区センターなどの利用を制限。貸室一室当たりの最大人数を定員の５０％以内とし、水分補給以外の館内における飲食を禁止とする。

　児童会館においては、利用を一部制限。円山動物園では当面の間、事前予約システムを活用し、一日当たりの入園者数を制限する。公園などにおける炊事広場は当分の間、利用中止とする。

　このほか、差別偏見防止に関する啓発では、私立保育所など、市内５１１ヵ所の施設において、医療従事者等への差別・偏見防止啓発ポスターを掲出することとした。

(札幌市 2021-04-20付)