新篠津村３年度教育行政執行方針　一貫教育推進室を設置　読書推進　小１に本贈呈

（市町村 2021-04-22付）

新篠津村教委・荒谷順一郎教育長

　新篠津村教委の荒谷順一郎教育長は令和３年度教育行政執行方針において、小中一貫教育を推進するため、教育委員会内に一貫教育推進室を設置することや、社会教育係内にコミュニティ・スクールコーディネーターを配置し、学校と地域住民等との連絡調整などを行うとした。子どもの読書活動推進計画を策定し、新たに小学１年生に本を贈るセカンドブック事業を実施する。

　執行方針の概要はつぎのとおり。

【学校教育】

▼小中一貫教育の導入

　元年５月に小中一貫教育検討協議会を設置し、併設型小中一貫教育の導入に向け、協議・検討してきた。小中一貫教育の導入によって、子どもたち一人ひとりに確かな生きる力を育成し、よりよい教育環境の整備を推進する。

▼ＩＣＴ教育の推進

　２年度、小・中学校の全児童生徒一人ひとりにタブレット端末を整備した。

　ＩＣＴ機器を活用して、課題を解決する力を育成するとともに、児童生徒の主体的な学習活動への参加や、学習意欲、思考力、判断力などの育成に向け、情報機器を活用していく。

▼学習支援体制の整備

　小中一貫教育を推進するため、教委内に一貫教育推進室を設置する。推進室には、室長、副室長、推進員を置き、小中一貫教育の推進のほか、幼児期における教育と小学校教育の接続にかかる調査・研究を行う。

　小中一貫教育とコミュニティ・スクールを推進するため、社会教育係内にＣＳコーディネーターを配置し、学校と地域住民等との連絡調整等を行う。

　小学校に学習支援員を１人増員し、学習支援の充実を図るとともに、学校図書館の効率的な運営と利用の促進を図るため、引き続き小・中学校に読書推進アドバイザーを配置する。

　すべての児童生徒に、明るく元気な学校生活を送ってもらうためにスクールソーシャルワーカーを配置する。

【社会教育】

▼青年健全育成の推進

　Ｂ＆Ｇ海洋性スポーツの普及拡大を図るため、インストラクター等の指導体制の充実を図るとともに、新たな機材を購入し、体験会などを実施していく。

▼読書活動の推進

　子どもの健やかな成長に資する読書活動を推進するため、村子どもの読書活動推進計画を策定する。子どもたちの読書活動を広げ、体験を深め、積極的に取り組めるよう、新たに小学１年生に本を贈るセカンドブック事業を実施し、読書環境の整備や仕組みづくりを進めていく。

(市町村 2021-04-22付)