５月に成人式予定の道内自治体　再延期・中止２１市町村　２２日正午現在　本紙調査

（市町村 2021-04-23付）

　５月に成人式を予定していた道内４５市町村のうち、開催再延期および中止とした自治体が２１市町村にのぼることが、本紙調査で明らかになった。新型コロナウイルス感染症が道内で再拡大している状況を踏まえたもの。２２日正午現在、オンライン形式への変更も含め２４市町村が予定どおり開催する一方で、２０市町村が再延期、１町が中止を決めた。開催を予定している自治体についても、今後の状況を見極めた上で、最終的な判断を下すとしている。

　令和３年の成人式をめぐっては当初、１５７市町村が１月の開催を予定していた。しかし、新型コロナウイルス感染症の収束がみえない状況を踏まえ、４５市町村が５月、１８市町村が８月に延期、１０市町村がそれ以外の時期に開催するとしていた。

　ところが、４月以降の国内における新型コロナの急拡大や、感染力の強い変異株の出現が確認され、道内においても感染が拡大。人の往来や会食の機会増が予想される大型連休を控え、道や札幌市は、国に対し、まん延防止等重点措置などを求めるなど、予断を許さない状況となっている。

　こうした状況を踏まえ、５月に成人式を予定していた４５市町村は、開催の可否を検討。２２日正午現在、夕張市や岩見沢市など２４市町村が予定どおり５月の大型連休中に開催する。このうち、当別町では、集合型での開催に代えてオンライン形式で開催することを決めた。

　一方、恵庭市や北広島市など２０市町村が再延期を決定。羽幌町は中止することとした。

　なお、予定どおり開催するとした自治体についても、今後の感染状況をみながら対応するとしている。

(市町村 2021-04-23付)