新篠津村教委　一貫教育推進室設置　幼小接続など調査研究　５月に教職員参加し全体研修会

（市町村 2021-04-26付）

　新篠津村教委は本年度、教委内に一貫教育推進室を設置した。小中一貫教育の本格実施に向け取組を進めるほか、幼児教育と小学校教育の接続に関する調査・研究を行う。５月２６日に小・中学校教職員との全体研修会を開催し、今後の具体的な取組を検討する予定。

　村教委は令和元年度から、児童生徒間や教職員間での交流など、段階的に小中一貫教育に向けた取組を進めてきた。

　昨年９月には、小中一貫教育基本方針を策定。①村全体での「めざす子ども像」の共有②中学校卒業までを見通した一貫した指導③コミュニティ・スクールの仕組みを生かした豊かな教育環境づくり④子ども同士、教職員間の交流・連携・協働―の４点を掲げた。

　２年度には小中一貫教育検討協議会を立ち上げ、小中一貫教育を本格化させる上で、本年度、教委内に一貫教育推進室を設置。子育て環境の充実を図ることなども課題に、幼小も含めた一貫教育の推進に向け取り組んでいく。

　また、幼児期における教育と小学校教育の接続に関し調査・研究。教委と福祉部局が連携して村内保育所と小学校のつながりを深め、子どもへの支援状況などの情報を引き継ぐ体制を整える。

　室長は次長、副室長は学校教育係長、推進員は小・中学校の学習支援員が兼務する。

　学習支援員は、現場の声を教委に伝えることが期待されている。

　５月２６日に一貫教育推進室と小・中学校教職員による小中一貫教育全体研修会を開催し、具体的な取組を検討する予定。

(市町村 2021-04-26付)