子の読書推進計画策定　新篠津村教委

（市町村 2021-04-28付）

　新篠津村教委は、本年度から５年間で進める子どもの読書活動推進計画を策定した。１８歳以下を対象とし、家庭・学校・地域と連携して読書活動の推進に向けた環境整備を行う。うち、学校では小学１年生全員を対象に本を贈呈するセカンドブック事業を新たに実施する。

　村教委は平成３０年度から計画策定に向けて取組を始めた。２年度には道立図書館の重点運営支援事業のもと、計画内容等を相談。村の各発達段階における読書活動の現状を踏まえた取組や、地域における読書活動の推進と環境整備、道内の計画策定状況および内容に関して情報提供を受けた。

　計画は、家庭・地域・学校などの関係機関が連携・協力し、子どもたちが自主的に読書活動を行うことができる環境を整備することが目的。

　ゼロ～１８歳が対象。計画期間は本年度から７年度までの５年間。

　読書活動の推進に向け、「家庭」「学校」「地域」の３点から方策を示した。

　家庭では、ゼロ歳児検診などの機会に絵本をプレゼントするブックスタート事業や子育て支援センターでの読み聞かせなど、従来から実施している取組とともに、家庭での読書活動を通して家族のコミュニケーションを深める「家読」を啓発する。

　学校では、小・中学校と連携を図りながら、読み聞かせボランティアへの支援と読書推進アドバイザーが諸活動を支援する。また、小学１年生全員を対象に本を贈呈するセカンドブック事業を新たに実施する。

　地域では、自治センター図書館と連携を図り、行事等を支援することで、地域の大人と子どもが共に読書に取り組む機会を提供する。

　また、利便性のよい読書環境の充実を図るため、村内の各関係機関や利用者の声を反映し、道立図書館とも連携を図りながら、地域が読書に親しみをもてる施設づくりに努める。

(市町村 2021-04-28付)