上川局がNTT東日本と連携協定 幌加内のICT学習支援 授業や家庭学習などに活用(道・道教委 2021-05-19付)
右から河野局長、小野田教育長、小川部長、澤出部長
【旭川発】上川教育局は東日本電信電話=(NTT東日本)北海道事業部と連携し、幌加内町のICT学習支援事業に取り組む。3月31日付けで相互連携に関する協定を締結。同社からモバイルルーターの貸し出しや通信料の無償提供などを受け、町内小・中学校における授業や家庭学習、校外学習等へのICT活用に向けて環境を整備する。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響や冬季の悪天候などによって登校できない児童生徒に対し、民間企業との連携によってWi―Fi環境を提供することで、学びを継続させるシステムの構築が目的。
NTT東日本としては、ICTを活用して地域自治体が抱える諸課題を解決するとともに、地域活性化・地方創生に貢献することをねらっている。
幌加内町では、前年度に1人1台端末と校内の通信環境の整備を完了。校内外でICTの活用による個別最適な学びと協働的な学びを実現するため、協定によって必要な通信環境の充実を目指す。
具体的には、同社が町内小・中学校へモバイルルーターを貸し出すとともに、通信料を無償提供。双方向オンライン授業での活用のほか、オンライン家庭学習、校外学習における活用に寄与する。
このほか、情報モラル教育に関する書籍の寄贈や、コミュニケーションロボットSotaを使ったプログラミング教育を紹介する。
過日、上川教育局にNTT東日本の澤出剛治ビジネスイノベーション部長、北海道北支店の小川雅人部長、幌加内町教委の小野田倫久教育長が訪問し、河野秀平教育局長と協定書を手交。町教委にルーターが納品された。
河野局長は「連携を通し、NTTのノウハウを様々な場面で生かすことで、ICT学習の幅を広げてほしい」と期待している。
(道・道教委 2021-05-19付)
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