緊急事態宣言踏まえた高校の対策通知 全日制 午後4時下校を 道教委 オンライン活用要請(道・道教委 2021-05-21付)
道教委は19日付で、各教育局支援課長と関係道立高校副校長・教頭あてに事務連絡「緊急事態宣言を踏まえた学校における新型コロナウイルス感染症対策について」を発出した。道立高校における学習指導等の取扱に関する留意事項を記載し、全日制課程は午後4時、定時制課程は午後8時までに完全下校させることや、クラウドサービスや同時双方向型のオンラインを活用した学習指導などを求めた。
15日付で通知した教健体第219号では、石狩管内の市町村、小樽市、旭川市の特定地域措置区域における登下校・日課・授業に関する留意事項などを記載し周知を図った。
それを踏まえ、19日に高校教育課が道立高校における学習指導等の取扱いを示した事務連絡を発出。全日制課程が午後4時、定時制課程が午後8時までの全生徒の下校を徹底することや、クラウドサービス、同時双方向型のオンラインを活用した学習指導、動画を配信するオンデマンド形式等で学習指導に当たることなどを求めている。
「学校が感染拡大の場とならないよう感染リスクを徹底的に抑えた上で、生徒の学びを継続することが重要とし、生徒同士の接触の機会を低減させることが必要である」とし、各学校で徹底するよう求めている。
留意事項はつぎのとおり。
▼学習指導等の取扱いについて
▽時差通学の徹底
一般の通勤時刻との密を避けるため、各学校の実態に応じて始業時間を繰り上げたり、繰り下げたりするなどの対応を行うこと。
▽授業の縮減
1日の授業時間の削減(授業カット、短縮授業等)を行うこと。
▽下校時間の徹底
全日制は午後4時まで、定時制は午後8時までにすべての生徒を下校させること。
▽分散登校
1コマの授業を受ける生徒数を約半分(20人程度)に削減すること。
▽オンラインを活用した学習指導(オンライン学習)
生徒の学びの保障の観点から、補助的な手段としてオンライン学習(クラウドサービスや同時双方向型のオンラインを活用した学習指導、または動画等を配信するオンデマンド形式など)を実施すること。
なお、オンライン学習における生徒の出欠席等の取扱いについては、別途通知する。
(道・道教委 2021-05-21付)
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