道教委　中１ギャップ未然防止運営協　課題早期発見・対応を　中学校区一体の取組を全道に

（道・道教委 2021-05-24付）

　道教委は１８日、中１ギャップ未然防止事業第１回運営協議会をオンライン開催した。生徒指導・学校安全課の小西晃課長補佐は、中１ギャップの未然防止とともに、生徒指導の諸課題に関する早期発見・早期対応の一層の推進を要請。全道から約１００人が参加し、今後の取組について情報を共有した。

　会議は、感染予防のためオンライン開催とし、推進地域における各推進校の管理職、加配教員、教育局指導主事ら約１００人が参加した。

　はじめに小西課長補佐が、小・中学校間の円滑な連携体制の構築学習指導と生徒指導を関連付けた教育活動の改善・充実を図る事業の概要を説明。

　推進校が目標と成果を共有し、中学校区一体となった取組を全道に広げるよう期待した。

　また、生徒指導上の諸課題の早期発見、早期対応の取組を必ず推進するよう求め、中１ギャップ問題未然防止事業を通じ、学校全体のいじめ・不登校未然防止に発展させる視野をもつよう呼びかけた。

　また、本年度から不登校児童生徒へ学習支援実践研究事業を開始することを踏まえ、ICTを活用して学習支援や教育相談を推進するよう求めた。

　全体交流では、学習指導や生徒指導の充実、より良い人間関係を築くための社会的スキルの育成、不登校児童生徒等への対応等、各推進地域の計画や加配教員の活用状況などについて意見を交わし、今後の方向性について協議した。

(道・道教委 2021-05-24付)