防災教育資料作成など　道教委・道開発局が協定　２５日締結式　地域支える人材育成

（道・道教委 2021-05-25付）

　道教委と道開発局は、本道の地域・国土づくりを支える人材育成に向け、相互の連携・協力に関する協定を締結する。最先端のインフラ整備技術に関する現場見学や防災教育資料の共同作成など、産業・防災・環境教育のほか、地域への理解や愛情を深める「ほっかいどう学」など各分野における連携を計画。きょう２５日に札幌第１合同庁舎で協定締結式を行い、具体的な取組を開始する。

　道開発局は、生産空間の維持増進、本道産業を支えるネットワーク整備のほか、災害から人命を守る体制づくりを支える人材育成を推進。北海道の価値の強化に向けた活動人口の確保、地域づくり人材の発掘・育成に努めている。

　道教委と道開発局は、本道における教育行政・開発行政を推進するとともに、北海道の地域・国土づくりを支える人材を育成するため相互の連携・協力協定を締結する。

　連携・協力事項は、①産業教育②防災教育③環境教育④地域づくりに向けた取組⑤広報⑥その他、両者が必要と認める事項―の６点。

　このうち、産業教育では最先端インフラ整備技術や建設業の魅力を発信する現場見学会・出張授業、インターンシップの実施などを計画。

　防災教育では、防災教育に関する実施協力、啓発資料の共同作成、児童生徒の大規模防災訓練参加などを想定している。

　環境教育では、自然インフラでの課外授業の実施協力、緑化・清掃活動の協力などを検討。

　地域づくりでは、本道の魅力や地理、歴史、文化、産業等を子どもから大人まで幅広く学び、地域に関する理解と愛着を深める「ほっかいどう学」の推進、ふるさと教育・観光教育の充実に向けた研修会の開催などを検討している。

　きょう２５日午後２時から札幌第１合同庁舎で協定締結式を開催する予定で、道教委の小玉俊宏教育長と道開発局の倉内公嘉局長が出席し、協定書に署名する。

(道・道教委 2021-05-25付)