十勝局　上士幌小でＩＣＴ実践視察会　壁新聞データ化し保存　５年国語　付せん機能で交流

（道・道教委 2021-05-27付）

３～６年生および特別支援学級の授業を視察

　【帯広発】十勝教育局は１７日、上士幌町立上士幌小学校（目黒雅博校長）でＩＣＴ活用実践事業実践視察会を開いた。義務教育指導班の佐藤淳一指導主事と広尾町ＩＣＴ委員会の中村信期教諭（広尾小学校）、今井浩介教諭（豊似小学校）が上士幌小を訪問。３～６年生および特別支援学級のタブレット端末を使った授業を視察し、ＩＣＴを活用した授業について理解を深めた。

　本年度、道教委が推進するＩＣＴ活用実践事業には十勝管内から上士幌小、幕別町立糠内学園、新得町立新得小学校、鹿追町立笹川小学校、清水町立御影中学校、鹿追町立鹿追中学校などが参加している。今回は、広尾町ＩＣＴ委員会の委員が実践校の取組を視察することで、管内へのＩＣＴ活用の波及をねらった。

　上士幌小はＩＣＴ活用実践事業協力校の指定を受け、デジタルドリルによる学力向上の取組などを積極的に進めている。

　佐藤指導主事、中村教諭、今井教諭が上士幌小を訪問。３年生の総合的な学習の時間、４年生の音楽、６年生の国語、６年生特別支援学級の算数と社会科などの実践を見学した。

　うち、６年特別支援学級の算数は、単元「文字と式」の授業を実施。

　冒頭、児童はタブレット端末にインストールされているデジタルドリルに取り組み、前回の内容を復習。復習内容は自動解答され、結果が教諭のタブレット端末に送信された。

　５年国語「新聞を読もう」では、児童たちが手がけた壁新聞をデータ化して保存。タブレット端末で閲覧できるようにした。児童は付せん機能を使って新聞に自分の意見や感想を張り付け、交流活動を行った。

　このあと、各種の実践をもとに上士幌小の教職員と視察参加者が意見を交わし、自校の取組に生かした。

(道・道教委 2021-05-27付)