日高局　初任研校長等連絡協議会　変化の時代に対応し　橋本指導監が講話

（道・道教委 2021-05-28付）

　【浦河発】日高教育局は４月下旬、令和３年度初任段階教員研修校長等連絡協議会をオンラインで開催した日高合同庁舎会場から講話や本年度の研修計画などを配信。管内の小・中学校、高校、特別支援学校の管理職、教育委員会職員らが参加し、初任段階教員研修の充実に向けて情報共有を図った。

　初任段階教員研修を円滑かつ効率的に実施するとともに、管理職を中心とした組織的な指導など、研修の在り方について理解することがねらい。

　橋本雄一郎義務教育指導監が「ポストコロナの学校経営と人材育成」と題し、本年度の日高教育推進の重点「新しい時代の日高教育を創り出す教職員の育成」と関連付け講話した。

　①今、労働の現場で起きていること②人には向き不向きがあり職業適性がある③労働環境が職員のパフォーマンスに与える影響④管内の職員構成と人材育成の方向性⑤ポストコロナの学校経営と校長の役割―の５項目について概要や状況を説明。働き方改革の視点から、質の高い授業につながる業務のポイントなども紹介した。

　橋本義務教育指導監は「社会の在り方が劇的に変わる時代が到来し、新型コロナの影響で先行き不透明で予測困難な時代にもなった。世の中は、変わらずにはいられない状況にきている」と指摘。その上で、「学校も社会のありようとは無関係には存在できない。変われる時代が到来したととらえて、指導や運営など今までの発想を変えて対応してほしい」と述べ、変化の時代に適応した人材育成に期待を寄せた。

(道・道教委 2021-05-28付)