道研講座　ＩＣＴ活用した授業づくり　フォーム入力を演習　活用法や実践中の取組交流も

（道・道教委 2021-05-28付）

校種ごとに遠隔形式で研修

　道立教育研究所は２０日、研修講座「ＩＣＴを活用した授業づくり」の小学校・特別支援学校小学部会を遠隔形式で実施した。クラウドサービスなどを活用した学習活動について講義したあと、フォーム入力を演習。授業内での活用場面や方法のほか、実践中の取組などを交流した。

　コンピューターや情報通信ネットワークなどを適切に活用し、学習活動の充実や授業展開の工夫に向けた理解を深め、自校の取組の改善・充実を図ることが目的。

　１０日からオンデマンド型研修で、ＧＩＧＡスクール構想およびＩＣＴ活用授業指針の基本的な考え方などの講義を配信した。

　２０日に小学校・特別支援学校小学部会、２７日に中学校部会、６月３日に高校部会と、日程を分けて遠隔型研修を開催。うち２０日は、小学校教諭５人、特別支援学校小学部教諭４人の計９人が受講した。

　はじめに、大型電子黒板やクラウドサービスなどを活用した学習活動の事例を紹介。講義内容を踏まえて、授業での活用場面や方法を考え、実際にＧｏｏｇｌｅフォームに入力する演習とともに、受講者内で活用方法を共有するために共同編集を体験した。

　「Ｇｏｏｇｌｅフォームで小テストを作成し、取り組ませたい」「社会科の学習で現地に行くイメージをもちながら、Ｇｏｏｇｌｅ　ｍａｐのストリートビューを使ってみたい」「感染症対策として、授業中のペア交流やグループ交流にチャット機能を用いることで、安全に交流できそう」など、多くの意見が挙がった。

　このあと受講者は、市町村単位で取り組んでいる実践や、教科でのＩＣＴ活用などを発表した。

　今後、受講者はＩＣＴを活用した授業実践を重ね、９月６～１０日に開催予定の遠隔型研修で交流。

　９月１４日には、東北学院大学の稲垣忠教授による講義や校種間交流などを行う。

(道・道教委 2021-05-28付)