道教委　ＣＬＡＳＳプロジェクト説明会　１次計画書　６月末目途　コンソーシアム構築へ活動開始

（道・道教委 2021-05-31付）

各管内ごとに事業説明会を実施

　道教委は２７日から２日間、道ＣＬＡＳＳプロジェクト事業（地学協働活動推進実証事業）説明会をオンラインで行った。推進校と連携校などを対象に、十勝・胆振・宗谷など６管内ごとに開催し、担当者が事業概要などを説明。各推進校などは今後、コーディネーターの選出・任命のほか、コンソーシアムの設置、６月３０日を目途とした実施計画書（第１次）の作成など、本格的に活動を開始する。

　本年度から３ヵ年の新規事業。地域コーディネーターを配置し、高校と自治体、産業界をつないで地域課題探究型のキャリア教育の推進などを目的とする。社会教育課をメーンに高校教育課などと横断的に連携・協働し、地域創生の実現を図る。

　推進校は当別高校など４校、連携校は夕張高校など４校。また、サポート校として、前年度で終了した高校ＯＰＥＮプロジェクトの研究指定校４校を指定し、これまでの取組のノウハウなどを助言する役割を担う。

　初日、十勝管内の説明会では、推進校の帯広三条高校と連携校の本別高校、十勝教育局が対象。道教委からは社会教育課と高校教育課などが出席した。

　はじめに、五十嵐秀介社会教育課長補佐が概要やコーディネーターの選出・任命、コンソーシアムの設置などを説明した。

　続いて、社会教育課の佐々木直人主査が実施計画を説明。初年度に当たる本年度は、実施計画書を２回の提出締切を設定。第１次締切は６月３０日とし、取組内容が把握できる内容にするよう求めた。第２次締切は９月３０日とし、内容のさらなる充実を図るよう呼びかけた。

　このあとの質疑応答で、報告書の作成について質問が挙がった。道教委からは、年度末に簡単な報告書を作成するとしたほか、３年目は実践成果報告書としてまとめると伝えた。

　最後に、髙田安利高校教育課長補佐が「それぞれの役割を明確にしながら取組を進めていただき、地域コーディネーターの人を中核としてコンソーシアムを構築してほしい」と呼びかけた。

　このあと、胆振・宗谷の２管内を対象に行った。

　２日目は、石狩・上川・空知の推進校と連携校とオンラインで交流した。

(道・道教委 2021-05-31付)