道内公立校通勤災害（札幌市除く）　２年度は３５件発生　徒歩１６件、自動車１７件

（道・道教委 2021-06-01付）

　道教委は、札幌市を除く道内公立学校における令和２年度通勤災害の発生状況をまとめた。発生件数は元年度比１０件増の３５件。うち、第３者加害事案件数は７件だった。通勤方法別では、徒歩が５件増の１６件、自動車が４件増の１７件などと増加した。

　認定件数は、道内公立学校の道費負担教職員と事務局職員で当該年度に公務上として追加・再発認定を含めて認定した件数をまとめたもの。

　２年度の発生件数は、元年度比１０件増の３５件。うち、通常件数が２８件、第三者加害事案件数が７件だった。

　職別では、校長１件、教頭ゼロ、教諭２５件、養護教諭２件、その他７件だった。

　年代別では、４０代が１６人と最も多く、５０代１０人、２０代、３０代、６０代が３件ずつだった。

　校種別では、小学校７件、中学校５件、高校１３件、特別支援学校小・中学部５件、特別支援学校高等部３件、中等教育学校ゼロ、事務局２件だった。

　管内別では、石狩１２件、後志５件、空知と上川が各４件など。胆振、日高、檜山など５管内はゼロだった。

　通勤方法別では、自動車が４件増の１７件、徒歩が５件増の１６件、自転車と公共交通機関がそれぞれ１件だった。

　原因別では、転倒１７件、交通事故１２件、激突４件、動作の反動、無理な動作が１件、その他が１件となった。

　月別では、２月８件、１２月６件など、冬型事故が多くみられた。歩行中の凍結路面での転倒事故、車両運転中の凍結路面でのスリップによる構造物激突や車両同士の接触事故、風雪による視界不良のための車両接触事故などが原因として挙がった。

　傷病部位は、複合部位１４件、下肢１１件、上肢４件など。骨折１３件、腰痛を除く捻挫１１件などとなった。

(道・道教委 2021-06-01付)