道教委 4~6年度公立高配置計画案 名寄市内新設校に単位制 岩見沢東など6校で学級減(道・道教委 2021-06-02付)
道教委は1日、令和4~6年度の公立高校配置計画案を発表した。新たに公表した6年度の計画では、岩見沢東高校、利尻高校など6校で6学級減を検討する方向性を示した。5年度に計画している名寄高校と名寄産業高校の再編については、普通科4学級、情報技術科1学級を設置し、両学科に単位制を導入する。
本道の中卒者数は、4年度4万1835人、5年度4万1190人、6年度4万1023人となる見込みで、減少傾向にある。
4年度は、教育環境の維持向上を図るため、本別高校と標津高校に新たに地域連携特例校を導入する。
野幌高校と千歳北陽高校については、基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着や社会的・職業的自立に向け必要な能力や態度の育成に重点を置く学校として、新たな特色ある高校に位置付けていた。今回から、新たな特色ある高校の総称を「アンビシャススクール」とした。
5年度の変更点などをみると、美幌高校について、昨年9月に発表された計画では、新型コロナウイルス感染症対策の影響に伴う地域の検討状況等を勘案し、3年度に決定と表記。
そのため、1学級減と合わせて、現在設置している生産環境科学科1学級と地域資源応用科1学級を、新しく未来農業科1学級に学科転換を図るとした。
名寄高と名寄産業高の再編については、名寄市内に新設校を設置。昨年9月に公表した計画では、再編の上、設置する学科や学級数、使用校舎は検討中としていたが、名寄市の要望などを勘案して、普通科4学級、情報技術科1学級の設置を検討。併せて、両学科に単位制を導入するとした。校舎は、名寄高の校舎を使用する方向で検討を進めている。
募集停止については、昨年9月、北見市内の高校配置に関する今後の地域における検討状況等を勘案するための期間とするため、留辺蘂高校の募集停止決定を本年度中とした。留辺蘂高の本年度の入学者数が11人にとどまるなど、進路状況に大きな変動が見込まれないことなどを踏まえ、募集停止とした。
6年度について、中卒者が全道で前年度比で167人減少見込みであることから、生徒の進路動向や学校・学科の配置状況などを勘案し、岩見沢東高、利尻高、釧路湖陵高校、釧路明輝高校、釧路商業高校、釧路東高校で、それぞれ1学級減を検討している。
このほか、地域連携特例校の平取高校、興部高校、阿寒高校については、第1学年の在籍者数が2年連続で20人を下回っているものの、地域における取組などを勘案して再編整備を留保とした。
(道・道教委 2021-06-02付)
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