道高校長協会が総会・前期研究協議会 「育てる」など4S推進 来年1月に後期研究協議会(関係団体 2021-06-07付)
247校から251人が参加
道高校長協会(廣田定憲会長)は3日、3年度総会・前期研究協議会をオンラインで開催した。247校から251人が参加。冒頭あいさつした廣田会長は、協会の運営に当たり、前年度の「支える」「備える」「攻める」の3つの「S」に本年度は新たに「育てる」を加えた4Sをキーワードに掲げたことを表明。事業計画では、4年1月11~12日に後期研究協議会兼全国高校長協会北海道ブロック研究協議会の開催などを確認した。
総会は当初、5月11日にホテルライフォート札幌で実施する予定だったが、新型コロナウイルス感染症対応の緊急事態宣言が発出されたことによって延期。状況などをみながら開催方法を検討し、この日オンラインで実施することとなった。当日は、札幌南高校に役員などが集まり、オンラインで高校とつないで実施した。
開会式の冒頭、廣田会長があいさつ。
コロナ禍が教育現場にもたらしたものの一つとして、ICT環境整備を取り上げた。道教委が4年度の1年生から年次進行でBYOD(個人所有端末の持ち込み)を実施する方針を示したことにふれ、「本協会の強みは、道立、市町村立、私立すべての北海道の高校が加盟していること」と強調。「設置者にかかわらず情報を共有し、研修を深めていくことが大切であると考えているので、校長の積極的な情報交換をお願いしたい」と求めた。
運営について、前年度は「支える」「備える」「攻める」の3Sを掲げてきたが、本年度は「育てる」を加えて4Sをキーワードとしたことを説明。
「育てる」は、教頭の確保と資質向上が喫緊の課題となっていることから、「教頭を育て、支えることも重要な職務」とし、教頭・副校長会の研修活動を支援していくとした。
議事に移り、本年度の活動方針、調査研究部活動方針、事業計画について協議。
本年度の活動方針は、前年度に引き続き、主題「北海道の新たな時代を拓く高等学校教育の創造」、副題「新高等学校学習指導要領が目指す教育の実現」とした。
重点目標は、教育課題、経営課題、協会運営に関する内容を掲載。協会運営については、4つの「S」に沿って4項目を掲げた。
調査研究部活動方針では、全国との関連や北海道の実情を踏まえて、当面する教育課題について調査研究を行うため、学校経営分科会と教育課題分科会を設置。それぞれ必要に応じて特別委員会を置いて活動していくとした。
事業計画では、4年1月11~12日に後期研究協議会兼全国高校長協会北海道ブロック研究協議会の開催や、支部長研究協議会、理事研究協議会などを開催することを確認した。 本年度の役員はつぎのとおり。=敬称略=
▽会長=廣田定憲(札幌南)
▽副会長=林正憲(札幌北・新)、田尻勝敏(札幌東)、五十嵐晋(札幌西)、小林爲五郎(旭川東)
▽事務局長=宮澤一(岩見沢緑陵・新)
▽副事務局長=吉野光(野幌)、佐賀聡(北広島西・新)
▽監事=木村司(小樽水産)、黒宮裕久(市立札幌清田・新)
(関係団体 2021-06-07付)
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